2010年8月アーカイブ

21話は、唯たちが卒業アルバムの個人写真を撮られる(唯メイン)&進路を決める話でした。
前回の盛り上がった学祭ライブから一転、いつものゆるい日常的な話がベースに。でも卒業まで残り少ないさみしさ&愛しさも感じられる話。唯が愛されるキャラという事もうまく描かれていた回でした。
今回もツイッターで書いた感想をもとに大幅に追記・修正しまとめたものです。

髪の毛をいじる&いじられつつ行われるコミュニケーションを描く事が多い回でした。
女の子たちの無意識的な互いを労るような、今後の進路や近未来等の心配を和らげるような毛繕い的なコミュニケーションの描写がよかったです。ちょっとニヤニヤしてしまうシーンでしたw
自分は男ですが、何となくわかるというかリアリティを感じました。
日常芝居の作画も丁寧でした(毎回、丁寧ですけどね)。
個人的には「けいおん!!」は、こういう何気なくも部分的にリアリティを感じる日常の話が好きです。
脚本:吉田玲子さん、絵コンテ・演出:北之原孝將さん、作画監督:池田晶子さん。

笑えるシーンは吉田玲子さん(シリーズ構成も担当)の脚本ぽくなかったですが(ゆるいけど軽快で「けいおん」らしくてよかったです。演出のリズムや間の取り方もうまく)、作品の求められているテイストを捉える&その修正能力がかなりある人なのかな?と思いました(原作未読だし、詳しくはわからないのですが)。
1期と比べ、吉田玲子さんの2期の脚本回を観てるとそう思えます。
1期では、ゆるい楽しげな日常的な話(リアリティを感じさせない回やコミカルな感じが強い回もあり)が続く中で、少し異質な不安や微妙な仲違いの話もときどき書かれていました。ネット上では鬱回とも言われ、賛否両論な感じがありました。
個人的には、全体の話の中では異質さを感じたけど、そういう話は部分的にリアリティを感じさせ、話が浅くなりがちな作品に深さももたらし、好きだったのですが。
2期全体で見ると、人間関係が安定したこともあり、シリアスな感情の描写はあまり前面には出さず、ときどき背後に感じさせる程度が多くなりました。シリーズ通しての話のテイストのバランスもよくなった印象がします。
監督のアドバイスや方針等もあったのでしょうか? 詳しい情報を知らないのでわからないですが。

しかし、唯たち3年生全員で一緒の大学目指すことになるとは思いませんでした(原作もそうらしいですが)。
卒業後は、皆がバラバラになる現実的なもっとせつない終わり方を想像していたので、何だか少し安心してしまいました。一緒の大学に行ければ、たぶん、この理想的な仲良しグループが終わってしまう訳ではなくなるので(梓は残されてしまいますが..)、ホッとした感情が出たのだと思います。
まったくどこまで日常ファンタジーを目指すのでしょう。サザエさんレベルまでいってしまうのでしょうか?w

澪が自分の進路に対する思いを直接的には言葉等で表してないのに、何となく匂わせる・わからせる脚本、演出、作画、声優さんの演技もよかったです。

次回は、もう受験の話のようです。。
そして、あと3話で事実上の最終話らしいです。。1期同様、番外編あっても1話で、あと4話分はあると思っていたのに。早いよ。

参照:今日もやられやく 『けいおん!!』最終話は9月14日 25&26話は番外編です

TVアニメ「けいおん!!」の9月末の最終回が近づいてきました。
1期からずっと観てきたファンとしては、落ち着かない気持ちになってきました(グッズやBD買わないゆるいファンですが)。
ツイッターで感想を少し書いていましたが、何だかブログでも感想を残したくなってきたので、最終回まで感想を書いていこうと思います(需要あまりなさそうだけど。人気作品なので検索経由ではあるかもですが)。
ツイッターでの感想をもとに大幅に追記・修正しまとめたものです(8/29:一部追記)。ネタバレ有りです。

今回20話は、学園祭最終日でのライブの話。唯たち3年生にとっては、高校生活最後の学祭ライブ。
最終話ともイメージできるような盛り上がりがある回だったので、ネット上のファンの間で話題になった回でした。
脚本:村元克彦さん、絵コンテ:石原立也さん、演出:米田光良さん、作画監督:門脇未来さん。

自分は、学園祭のライブでの観客とのやり取りに違和感を感じ、あまり感情移入出来ず、ライブシーンはそれほど盛り上がれませんでした。
今までHTTファンの描写は少なかったのに、熱心なファンが急に多く現れた印象がありました。軽音部とファンの一体感・親しげな距離感の描写が突然で強引に感じられました。
観客のHTTのTシャツ着用効果+クラス出し物の演劇にも唯たちが熱心に平行して練習していてクラスメートの好印象もあったのかもしれませんが。
今までファンが増加していく描写が少な過ぎだったと思います。
ファンやライブを楽しみにしている人たちから、応援の声を掛けられたり、会話したりする等の描写がそこそこあれば、自分は違和感を感じなかったと思うのですが。

ライブ演奏自体よりも、イベントでの一体感を重視した話を目指したのかもしれませんが、過去の学園祭ライブの映像・演出と比べると少し物足りない感じがしました(過去の出来がよかったので)。
でも内輪が多い高校の学祭で、想定外の事が起こった舞台上での落ち着かなさ、チグハグ感、グダグダ感、舞い上がった感じの描写はリアリティあってよかったと思います。

ライブ後の部室のシーンは、自分も目から汗出ましたw
ライブ後の余韻でまだテンション高めだけど、充実感も感じほっとしているメンバー全員。夕日が差し込む部室に座り込み壁にもたれています。
笑いながら、次は何をやろうかと楽しい部活等の予定を言い合います。クリスマスパーティー、新歓ライブ、学校の泊り込みの練習、夏の合宿。。
でも、それはもうこの学校・このメンバーでは出来ない事。
部室の天井と夕日が差し込む窓を映したカットから、唯たちが居るシーンに移ると、笑っていた唯たちは泣きはじめます。

「来年の学園祭はもっともっとうまくなっているよ」と言った唯の目から丸い大粒の涙がスッと頬にこぼれ落ちます。
他のキャラもそうですが、この大粒の涙の作画(絵&動き)がそのシーンの愛おしいイメージにとても合っていてよかったです。
引きの絵のカットでは、澪がギターと膝を抱え、頭を下げて肩を震わせすすり泣いているのも印象的でした。澪のキャラの特徴も出ていてた感じ。

今まで観続けてきた人でないと、こんなんでは泣けないというシーンかもしれません。でもずっと観てきた自分は、今までの彼女たちの行動・関係・感情を思い返され、感情的に込み上げ、泣けました。

梓が一人だけ泣かなかったのは、唯たち卒業で一人になってしまうと過去の話で何度も意識してきて、唯たちよりも喪失する想像をしていた+来年卒業ではないからかな?と思いました。冷静で思慮深め的な性格もあるでしょうけど。

でも梓は、唯たちの卒業付近の話では、泣いてしまうんだろうな。今回、やらなかった梓と唯の関係中心のシーンもあるでしょうし。
自分もそこは一番泣けてしまいそうな気がします。

主要キャラの中では、2期の梓が一番視聴者に近い視点だと思えますし。
主に唯たちが卒業してしまうという状況に対して受動的にならざる得なく(放送を受動的に視聴)、唯たちが卒業して(放送終了して)一人置いてきぼりになる、永遠に唯たちとは同じ学年(同じ世界)に属せない存在。そして、それを機会ある毎に意識し、わかっている存在。

7月30日(金)にデジタルハリウッド大学公開講座 『イヴの時間 劇場版』ブルーレイ/DVD発売記念 監督が語るオリジナル原作のアニメーションができるまでを受講しました。
Webで情報を見付け、「イヴの時間」や「ペイル・コクーン」が好きで、吉浦康裕監督の制作スタイルにもとても興味があったので、申し込みました。

受講者の年齢は20〜40代くらいかな。若い人が多かったですが。
会場はほぼ満員でした。

監督の作品の原点となっているもの、自主制作の時代から今まで制作してきた作品(「我ハ機ナリ」「キクマナ」「水のコトバ」「ペイル・コクーン」「イヴの時間」「ヱヴァ破」のデザインワークス)の解説、今後について等を話してもらえました。
以下、遅くなりましたが、簡単なレポートです。(8/23:一部追記)