2010年9月アーカイブ

24話は、卒業式の話。話の内容として実質の最終回が来てしまいました。

今までの話の傾向から考えるとそうなりそうでしたが、思っていたよりあっさりした感じでした。でも「けいおん」らしい感じで、よかったです。
普通の現実でもありそうな卒業式の日の出来事、でもちょっと魅力的な出来事も起こり、そのバランスもよかったです。
主に卒業生を見送る人の心情を丁寧に表現していました。梓が思わず泣いてしまうシーンでは、自分も泣きました。
今回は、梓視点が多い事もあり、梓を追っていって感想を書きました。ネタバレ有りです。
脚本:吉田玲子さん、絵コンテ:山田尚子監督、演出:山田尚子監督、坂本一也さん、作画監督:堀口悠紀子さん。


卒業式当日、唯たちは遅刻したり、梓はうわの空でおでこを廊下の柱にぶつけ保健室で治療を受け絆創膏を貼ってもらったりと、表面上は淡々と進んでいるけど、落ち着かない感じではじまります。
その描写は、それぞれの感情や気持ちをうまく表せていると思いました。特にうわの空で心ここにあらずの梓。
卒業式の日を迎えたそれぞれのキャラの気持ちを説明的なセリフでは表さず、いつもとは様子が違う行動を淡々と追っていきます。それにより、本当はどんな思いがあるのか?とそのキャラ(特に梓)の心情や行動に最後まで注目させられる・惹かれるようにもなっているように思えます。

卒業式の前に中庭(かな?)で下級生が卒業生の胸に造花を付けてあげるイベントがあります。
梓が付けてあげる卒業生は梓の知らない人。唯たちも知らない子から付けてもらいます。
ベタな話だと唯たちには梓が花を付けてあげますが、それはさせません。うん。ここはリアリティ路線です。梓は、唯たち4人を少し遠くから見つめるだけです。

唯たちを見つめる梓のシーンは、梓(≒視聴者とも言えそう)の心情がよく表現されていて、とても雰囲気があってよかったです。その辺りのシーンはBGMとSEだけでセリフがないのもよいです。少し寂しさも感じられるBGMもシーンに合っていてよい感じでした。
寂しさ・心細さを表すように梓が見ている唯たち4人の姿は淡い色彩で微妙に揺れます。幻のように、手の届かない遠くに存在するように、実感がないように。

そのとき風が吹き、前髪に隠していた梓のおでこの大きい絆創膏が一瞬見え、慌てておでこに手をやり隠します。

梓の痛めたおでこは、梓の心の痛みの隠喩なのでしょう(後から観直したときに気付いたのですが)。
花を付けた唯たちを見つめていた事で、触れないようにしていた現実の別れの心の痛みをかすかに感じた梓の心情を現すように、風が吹きおでこの怪我(=心の痛み)も一瞬現れてしまったように思える表現でした。


卒業式も終わり、梓は憂との会話に励まされ、唯たちの卒業をお祝いするためにも部室に向かいます。
いつもの席に座り、今後の梓を気遣う唯たちを心配させないように「軽音部は絶対廃部にさせない」と強く言い、唯たち4人に書いたお礼の手紙をカバンの中から取り出しそれぞれ渡します。

そして、自分のカバンを置きにいった長椅子の上。

いつも通りに唯たちのカバンが置いてあるのですが、いつもと違うのは卒業証書の筒がある事。
「先輩方、ご卒業おめでと..ぉ」と言いかけ、止まってしまいます。
ここから梓の表情を映さずにシーンは進みます。よく使用されるBGM(アレンジ違い)がはじまります。
(唯たち、お茶と卒業式に付けていた造花が置かれてるテーブルの上、梓の後ろ姿、梓の足等のカットで進んでいきます)
唯「どうしたの?」
澪「梓?」
梓「卒業しないでください。。」
律「梓??」
梓「もう部室片付けなくても、お茶ばっかり飲んでても叱らないから。。。  卒業しないでよ」
涙が今にもこぼれそうな梓の表情のカット。
梓が手をギュッと握るカットが一瞬入り、泣き崩れます。
駆け寄る唯。
涙を拭おうとして前髪もかき分けてしまい、隠していたおでこの絆創膏の怪我を唯たちに見つかってしまいます。

梓が部室に入ってからここまでのシーンは、特に梓の心情がよく表現されていて、脚本・コンテ・作画・声優さんの演技とも素晴らしいなと思いました。
また途中から梓の顔の表情を見せない事で、視聴者は声だけでその表情を想像させられ、さらに梓に注目させられます。それが高まったときに一気にアップで表情を観せられます。直後に梓は泣き崩れ、顔を伏せます。
キャラの表情を敢えて映さない演出方法は定番と言えそうですが、その盛り上げ方、カット割りのテンポと絵自体、BGM、心情を吐露する前後のたたみ掛け方が観ている側の気持ちを強く掴むようになっていて、とてもうまく感じました。

梓は強がって我慢して隠していた心の痛み(卒業しないで欲しい)を思わず表に出してしまった直後に、前髪で隠していた痛い怪我も見られてしまいます。
やはり前髪に隠していたおでこの怪我は、隠していた梓の心の痛みの隠喩だったのだなと思えました。脚本も演出もその表現が、説明的にならずさらりとしていてうまいです。

学園祭のとき、一人だけ泣かなかった梓は、きっとその少し前から、卒業で唯たちを心配させないように、一人でも大丈夫なようにしようと思っていたのかなと思われます。泣かないで笑って見送ろうと。
そういう事であれば、梓の気丈にしようとしている姿を以前からもう少し見せておいてもらった方が、話として更に自然に見えたかなとも思いました。


梓のおでこの剥がれた大きい絆創膏の代わりに唯は持っていた絆創膏を貼ってあげます。そして、自分が1年生のとき、軽音部に入った日に皆で撮った写真(+梓切抜き写真)と3年生の始業式の日に拾った桜の押し花を梓にあげます。
おでこも心も癒すように。1期と2期の両方の1話が繋がります。

そして、唯たち4人は、この日の梓のためにつくった曲を演奏し聴いてもらいます。

演奏中、卒業していく人たち、残される人たちのカットも挿入されます。
廊下で泣いている2年生の頭を撫でる卒業生。卒業生の上履きをもらい片方だけ履いておしゃべりしている2年生たち。学校の上に出来た飛行機雲を卒業証書の入った筒で指している卒業生たち。
毎回、こういうカットとその見せ方は本当に魅力的です。

学園祭のときに唯たちが流した大粒の丸い涙を今度は梓が流します。
せつないけど、美しく輝いている涙のシーン。

演奏が終わり、梓は即座に立ち上がり、涙を流した少し上気気味の顔で拍手し続けます。
(気持ちが高ぶって一心に拍手し続ける表情と仕草の表現がとてもよいです。口を真っ直ぐ閉じて喜怒哀楽を表情にはっきり出さずセリフもなく一心に拍手する姿に、心の中では何を感じているのだろう?、この後、どんなコミュニケーションを取るのだろうと注目させられます)。

そして梓の感想「あんまりうまくないですね!」
エ〜という感じの反応をする唯たち。
梓「でも私、もっともっと聴きたいです。アンコール」
唯「じゃあ次はあずにゃんも一緒に」
梓「ハイ!」

梓が座っていた長椅子の場所、演奏後に即座に立ち上がり拍手した行動、その感想のセリフは、実は1期1話の律たち3人の演奏を聴いた唯と同じなのです。そのとき、唯は「でも何だかすごい楽しそうでした」と入部を断ろうとしていた軽音部に入ることにします。
今回の梓も1年生のときの唯のように軽音部の楽しそうな輪の中に再び入っていきます。1年生のときの唯の行動が繰り返された感じです。

唯たち卒業を目の当たりにして悲しみに潰されそうになった梓は、唯に導かれ、唯たち4人の演奏によって、気の合った仲間と演奏する&過ごすその楽しさ・大切さを再び感じたのかもしれません。
唯たちとの別れを思い精神的な分離の痛みをもっていたであろう梓は、ここで唯たちとの一体感を取り戻したように思えました。

最後に部室にさわこ先生と和が入ってきます(演奏と梓との会話が終わるのを外で待っていたと思われます)。
在学中、お世話になり卒業後は別々になる2人に向かって、唯が「私たちの曲を聴いてくれる?」と言い、「ふわふわ時間」を演奏しはじめます。
夕方近くの無人の学校のカットがいくつか挿入されます。
「おしまい ☆☆☆☆☆」。



とうとう最終回が終わってしまいました。。
監督のインタビューの通り(22話の感想参照)重々しくない最後になりました。別れの寂しさに潰されない・覆われない、さわやかな前向きさも感じられる話でした。
ゆるい唯たちの言動にクスッと笑えるような場面や、現実でも普通にあるような感じのちょっとした魅力的な出来事の場面もあり、いつもの「けいおん!!」らしさがある最終回でした。
普通にありそうな卒業式の日の雰囲気が、キャラの心情を含めとてもよく出ていました。
でも唯たちを好きだった梓が一人残されてしまうのは、やはり不憫に思えました。
残される側(主に梓やさわ子)の視点重視の回だったとは言え、唯たち側の心情があまりよく見えない印象も感じ、少し物足りない気もしましたが。
堀口さんの作監回だったので、いつも以上に表情や仕草がとても丁寧で魅力的でした。特に梓の泣きじゃくってしまうシーンや演奏を聴いているシーン。

学園祭の話の頃は、唯たちもそれぞれ別の大学に行き、もっとせつない別れの話になるのでは?、梓と唯中心のシーンで泣かせられるのでは?と自分は思っていました(それまでの話で主に梓、そして唯たちにも卒業のさみしい別れを少なからず感じさせていたし)。そういう現実的な方向の話も観てみたかった気もします。今回の話より凹む人がかなり多くなりそうですが。

アニメと比較してみたい事もあり、アニメ視聴後『まんがタイムきらら』10月号の「けいおん!」原作最終回を読みました。
原作の方が説明的でわかりやすい話になっていた感じでした。梓が泣き出すカットのセリフの一部や梓のためにつくった曲を演奏する事だけは、前々から決まっていた構想だったのか(?)アニメと同じでした。
少し説明的とは言え原作最終回もよかったのですが、自分はやはりアニメの方が好きです。アニメの表現になったことで生じる空気感や間の表現、説明的ではないもっと日常のありふれたシーンに近い脚本・演出等が秀逸に思いました。
アニメと原作ではキャラの性格やノリ等も少し違い、比べると原作は男性的な視点やギャグが強めに感じます。

あと残すところ、番外編2話。
楽しみですが、終わってほしくないです。。


※感心したので紹介
今日もやられやく 【モブおん!!】『けいおん!!』最終回でモブについて色々特定してみた
↑最終回(24話)の京アニのつくり込みが丁寧過ぎです(笑)。特定する方も。京アニではよくあることながら感心。

※2011/1/25:説明用画像を追加&少し修正
 2011/1/27:文章少し追加

9月11日(土)に[アート・アニメーションのちいさな学校]のアニメーション監督術の11回目を受講しました。
今回は、舛成孝二監督。アニメーション研究家の原口正宏さんが聞き手役でした。

「宇宙ショーへようこそ」を中心に監督の演出について話してもらえました。
会場はほぼ満員でした(45人位か)。
今回は、絵コンテや映像をスクリーンで映している時間が長く、手元が暗くメモがあまり取れませんでした。以下、レポートです。

23話は、卒業式前日の唯たち3年生メインの話。
今回は簡単な感想に。ネタバレ有りです。

今回も軽音部のメンバーはいつものゆるいノリで過ごします。
話&シーンのアイデアが、ありふれた何気ないものなのに魅力的でした。卒業式前日の雰囲気が良く出ていた感じ。
脚本:吉田玲子さん、絵コンテ:武本康弘さん、演出:石立太一さん、作画監督:植野千世子さん。

卒業式前日、授業のない唯たち4人は朝から部室に集合します。
お茶したり、教室の机の中を整理したり(律と唯)、生徒会室で和と話したり、昼食用に購買部のパンを梓たちに買ってきてもらったり、やり残した事をやったりして(トンちゃんに餌をやる、残った部費(5円)の取り扱い、部室の掃除)、ゆるゆると過ごしていきます。部室掃除で唯と律が楽しそうに生き生きと動いているシーンが、特によかったです。
そうして、最後の放課後のチャイムが鳴り響きます。
唯たちそれぞれの顔のアップ(ちょっと楽しげな表情)。
ずっと彼女たちの放課後を観てきたので、印象的に感じたシーンでした。

最後に何かを残そう、HTTの足跡を残そうという話になり、ラジカセを使い、今までやった曲を演奏し残す事にします。授業が終わった梓も合流し、後から顧問のさわ子もやってきます。
その描写も、演奏しようとしたら曲順も決めてなかったり、関係ない会話を録ったり、録音し始めたら校内放送が入ったり、くしゃみをしてしまったりといつもの軽音部らしい感じ。カセットテープに残すというアナログでその場のノリ的な行為も軽音部らしいです。
録音したカセットテープのデザインが、各話タイトルの背景にあったものとほぼ同じ(色も同じなのは1期分)なのもやっと繋がったという感じがあり、観ていた側としてよかったです。

演奏の録音も終わり、皆でおしゃべりして笑って、今回はおしまいになります。
いつもと少しだけやる事は違ったけど、いつも通りの仲良く楽しげな軽音部の時間。唯たちにとって、たぶん高校最後の放課後。

今回、卒業式前の話なので、せつないシーンを多めに入れてくると思っていましたが、ほんのり匂わす程度で湿っぽさがあまりない感じでした。
最近の話の傾向とメガミマガジン10月号の監督インタビュー内容を考えると、重々しくならない最後になりそうです(22話の感想参照)。
少し前までは現実的でもっとせつない別れになるのではと思っていましたが。

次回卒業式か。。
どんな話になっているか、今から少し緊張しますが(笑)、楽しみに待ちます。

22話は、もう受験&バレンタインの話でした。早いよ。。
今回もツイッターで書いた感想をもとに大幅に追記・修正しまとめたものです。ネタバレ有りです。

今回は梓視点メインの話。
梓視点の回はちょっとせつなく感じさせるシーンもあり、今まで好きな話ばかりでした。今回も同様。
脚本:花田十輝さん、絵コンテ・演出:高雄統子さん、作画監督:西屋太志さん。

卒業が近づき、もっと話をせつなくさせてくると予想してました。
けど、当の唯たちは、結構いつも通りのノリ。
一緒の大学に行く事を目指し、4人で一緒に勉強しているからでしょうか?(後述)
でも泣けました。泣くのを我慢したのですが(笑)。

泣いてしまったシーンは2つ。
まず1つめは、軽音部の皆で部室の小さな窓から雪の降る外を見ているシーン。
小さなどこにでもあるような日常世界を見ているだけだけど、このメンバーで見ていると楽しい&心地よいという感じがよく出ていました。
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梓「なんかいいですね。みんなでこうしてるのっていいですね。今日は朝から寒かったですけど、先輩たちと一緒に居るとなんか寒くないって言うか...」
前に座っていた唯がふいに梓に寄っかかり、手を軽く握り、梓を見上げ笑顔で言います。←この辺りで泣きました。
「あったかあったかだよ。あずにゃん」と。
そして皆で「あったかあったか」と言い合い・笑い合いながら、更に近寄り体を押し合います。
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春には一人になってしまう梓を気遣う面もあるように思えるシーン。

2つめは唯たち4人の第一志望の受験結果を知る最後のシーン。
話のアイデア・演出・作画等素晴らしい出来でした。
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掲示板の受験結果を見る予行練習も行い決意を決めた唯たち4人は、屈んだ状態から一緒にジャンプ(?)して掲示板を見ます(スローモーション気味でのそれぞれの表情もよいです)。
そして次の瞬間は、梓たちの教室の授業中のシーンに移ります。
憂が携帯を手にし下を向き泣いている(たぶん)ところを純が発見。
ハッとして梓を見ると、純の方を向く梓。気持ちがあがっていく少し上気した梓の表情(授業中なので抑えながらも、徐々に沸き上がるうれしく興奮した気持ちが表情や声にならない声で出てきてしまいます。その微妙な変化の作画・演出・声の演技が生々しくもありとてもよかったです)。
そして梓の携帯画面のアップ。そこには、つぼみから桜の花が咲くアニメの画像が4つ並んだ唯からのメール。梓の心の声「やった。やったーー」。
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ちっぽけな日常のドラマだけど、唯たち4人の思い、梓・憂の唯たちに対する思い、その2人を見守る純の気持ちが、次々と繋がっていくシーン。魅力的にリアリティももち表現されていました。携帯の使い方もうまかったです。

今回の話では、梓が唯たちにバレンタインのチョコケーキを渡すのですが、思っていたよりシャイに描かれていました。
そして、渡すまでの間、唯たちと心理的に距離があるように描写されていました。今までの関係を考えると、そこまで距離があるようには思えなかったのですが。
唯たちの卒業を意識し、ナーバスになってしまったからでしょうか? 自分の好意を表現し・受け取ってもらう事に慣れていないからでしょうか?
それとも梓がつくったチョコケーキを軽音部全員で食べたシーンで皆に受け入れられるような描写を効果的に演出するためでしょうか?
個人的に少しだけ違和感を感じた点でした。

今回は、梓と梓を見守る純の二人が、視聴者の視点に近い存在に思えました。
梓は、20話の感想に書いたように唯たちとの関係において、視聴者に一番近い存在に思えます。
(山田尚子監督も『メガミマガジン』10月号のインタビューで「その気持ち(視聴者のさみしい気持ち)を代弁してくれるのが梓だと思っています。」と話されています。)
そして、純は、なかなかバレンタンチョコを唯たちに渡せない+唯たち卒業で一人になる梓にヤキモキ&心配しながら見守る視点が視聴者に近く思えました。

純は、面白くよいキャラです。さっぱりしてて細かい事気にしなくマイペースだけど、ちゃんと周りも見れてます。唯たちが卒業して一人残されてしまう梓をその天然系(?)の洞察力と行動力でよい方向に押してくれるのではないかと思わせます。マイペースな対応だとは思いますが(笑)。
今回の梓・純・憂の3人の関係の描写は、唯たちが卒業しても、梓は完全な孤独にはならないと感じさせる前振りにもなっているように思えます。

他に今回感心したところ。
・背景美術でさみしげな心情を思わせる魅力的なカットも多かったです。冬の街や無人の部室等。京アニは冬の風景で語らせるのが上手な印象があります。
・もこもこスリッパを梓と純が、片足ずつ履いていました。ニヤニヤポイント(笑)。
・巻いているマフラーがそれぞれのキャラの特徴に合っていたように思いました(一期の話を観返したら、実は1期と同じマフラーでした。憂の魚の面白マフラーは去年のクリスマスに唯が買ってきたものですね)。

今回、大きめに気になった点。
唯たちが、ほぼいつも通りのノリだったことです。クスリと笑わさせるシーンも多く、そういう面では楽しめたのですが。
4人で一緒の大学を目指しているとは言え、卒業や別れを意識しなさ過ぎでは?と。
今回は、梓視点メインの話だったという事もありますが。

山田監督の『メガミマガジン』10月号のインタビューから等の推測ですが、ゆるいけど幸せな日常が続いていくようなイメージで作品を閉めたいからなのかなとも思いました。
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※『メガミマガジン』2010年10月号の監督インタビュー一部引用
「唯たちには寂しさに気付かずあっけらかんとさせていたいので、現実的な考え方ができる梓がとても大切なポジションにいます。ですので、第2期では梓の視点が多くなっています。ただ、先輩たちがいなくなることだけを意識させて、梓に悲しい顔ばかりさせると物語が重い雰囲気になってしまいそうで、避けるようにしました。」
「重々しくならず、軽い気持ちで最後を迎えてほしい」
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今まで2期では、唯たち卒業を想像させるせつなさを感じるシーンの話も多く、梓も一人残るため、現実的なせつない別れの傾向を強めに描き、終わらせてくるのかなと以前は思っていました。
しかし、唯たち4人は一緒の大学に行ける事になり、今回の話や監督の方針を考えると、そこまで重めな感じに描かず、少しせつない別れはあるけど、さわやかにゆるく終わらせるのかなと思えます。
個人的には、今まで2期の話を観てきた感じだと、別れはもっと現実的でせつない方が違和感ないと思えてしまいます。重々しくない方が、観るとき、気持ち的に安心は出来るのですが。
次回、次々回(実質の最終話)は、たぶん卒業の別れのせつなさも少しは多めに入る話になるのでは?と思われますが。

新作が観られなくなるのはとても残念ですが、どういう感じに終わっていくのか最後まで楽しみに見続けます。